ブラウンダスト ギルド戦開封講座

 ブラウンダストもシーズン2になり新しいドミナスオクトも追加されましたね。自分はガチャオクトが一切出ず泣いています(マジで何でもいいから出て欲しい)。

 

 ブラウンダストには色々なコンテンツがありますが、今回はイマイチ影が薄い(気がする)コンテンツ、ギルド戦についてです(地下アリーナほどじゃないけど)。個人的にはブラダスのギルド戦は超楽しいんですが、中々盛り上がらんなあと思い「上位ギルドの人たちってどういう風に開封しているの?」みたいなことについて記事を書いてみることにしました。かなり多くのブラダスユーザーが「ギルド戦はアリーナパーティで適当に殴ってる」みたいな感じだと思いますが、ギルド戦には「理詰めで解くパズル」みたいな面白さがあり、そういうところを知ってもらえたらなと。そんでギルド戦の人口が増えてくれたら嬉しい(願望)。

 

そもそも「開封」ってなに?

 ブログタイトルでも上の文中でもさらっと「開封」って書いてますが、ギルド戦をよく知らない人にとってはなんのこっちゃだと思うのでそれの説明から。

ブラダスのギルド戦は基本的に相手の陣形が分かっている状態ではじまります。ただ、その城を最初に攻めるプレイヤーはその傭兵の行動順が分かりません。2回目以降に同じ城を攻めるプレイヤーは(最初に攻めた人から順番を伝えられていれば)行動順が分かった状態で攻めることが出来ます。

このとき

相手の傭兵の行動順が分からない状態で攻める=その城への最初の攻撃⇒「開封

相手の傭兵の行動順が分かった状態で攻める=その城への2回目以降の攻撃⇒「整地」

とそれぞれ呼んでいます。非公式な用語ですが、ブラダスギルド界隈では一般的な用語で、Twitterとかでギルドメンバー募集しているときにも「整地自由」とかそういう文言があったりするので知っておくと良いかもしれません。

 

実際のギルド戦での開封

 ということで実際にどういう風に考えながら開封しているのかを書いていきます。今回は知り合いのえぬドットさんが「開封の過程をブログに書いても良いですよ!」と了承してくださったのでこの記事を書くことができました。本当にありがとうございます。

 

えぬドットさんの防衛陣形はこちら。 f:id:Nkentsukimiya:20190321211907j:plain

 支援先はベリアス→チョーク、ヘレナ→フォクシー。

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強力なカウンターを持ったキャラが多いうえにベリアスバフがかかっています。また、ヘレナもいるので誘惑カウンターもケアしないといけません。その上でルシウスを倒すためのアタッカーを用意する必要があります。う~~~ん、ダルい!(褒め言葉)

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どゆこと?

 

 まず開封陣形を作るうえで重要なのは「相手がどういう行動順であっても☆3をとれる陣形を目指す」ことです。今回の陣形の場合、ヘレナの支援先がフォクシーなのでアタッカーにバフを全てかけてから動くならばベリアス→チョーク→ヘレナ→フォクシーが初手の可能性が高いように見えます。ただ、そうやって決めつけてしまうと相手が裏を書いてきていた場合星を落としてしまうので、全ての可能性を考えます。たとえば初手無バフのジンとか、ほとんどないとは思いますがルシウス初手とかでも大丈夫な陣形を目指す感じです。

 

もう1つ重要なのが「傭兵になるべく複数の役割を持たせる」ことです。「複数の役割」という言い方は漠然としていますが、ようは「1体の傭兵で多くの傭兵の攻撃を受ける」「1体の傭兵で多くの傭兵を倒す」「1体の傭兵で相手の攻撃を受けつつ、攻撃時には相手を倒す」といったようなことです。こちらの置ける傭兵の数は限られているので当たり前といえば当たり前なのですが、結構重要な考え方です。

 

といったことを念頭に置きながら傭兵を配置していきます。まずは受けの傭兵から。

中段のジンもフォクシーも強力なアタッカーですが固定ダメージではないのでとりあえずアルカンとリリアンで受けます。このフォクシーは免疫を持っていないのでセイルのような呪いカウンター持ちでも受けられますがチョークが飛んでくることも考えて一応仮置き。

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下段についてはシグとジャカンですが、これはグロリアで受けることにします。シグは追加ダメージが強力な傭兵なので、鉄壁ルーンをしっかり積んだグロリアならば余裕をもって耐えられます。さらにジャカンの挑発が発動しなくなるのでグロリアは「相手のアタッカー受け」と「挑発傭兵の無力化」という「複数の役割」を果たしてくれていますね。

 

次にアタッカーの配置を考えていきます。開封では相手の順番が分からないため、アタッカーを倒そうとしても挑発傭兵に攻撃を吸われて倒せなかったという事態になりかねません。そのため、「先に挑発傭兵を無力化する」ことが大事になってきます。

今回の場合は挑発傭兵がジャカンとセイルの2体。ジャカンは先ほどのグロリアで無力化したので、最後尾にいるセイルを倒せる傭兵……ということで攻撃範囲最後の超火力ルトを起用。

次に残りのジンフォクシーシグジャカンチョークルシウスを倒す傭兵を考えていきます。

まずチョークに関してはこのまま放っておけば2Rには勝手にリリアンに突っ込んで死んでくれる(髑髏は残るけど)ので、とりあえず放置。

問題はフォクシーとジンの「触ったら死ぬ」コンビで、こいつらをそれぞれ倒していたらKO数が全く足りません。こういうときはどうするかというと簡単な話で「なるべくまとめて倒す」ことにします。スルーでジンとフォクシーを纏めて倒せる傭兵を考えて……ジンにデカを叩き込むことに。ジャカンもついでに死んでハッピー。ジンを触った瞬間にデカの体ははじけ飛ぶので狂乱の一撃が発動し余裕をもって倒せます(HP0は当然50%未満なので)。

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セイルを倒すためのステ減免疫付与のエボニーを追加で採用しルトとデカでそれぞれセイルとジンフォクシージャカンを倒し、残りの2体の傭兵でシグを倒しつつ髑髏処理をしよう……と思っていましたが中々厳しい。

 

まずシグを殴るアタッカーがヘレナで誘惑されてしまうので拘束浄化の支援が必要になってしまいます。また、このままだとルトがセイルの結束で死ぬ可能性があります(ルトはセイルの結束を1回は余裕をもって耐えるが、ベリアスバフがかかったセイルはセイルが死んだときとセイルの髑髏が死んだときの2回結束ダメージを飛ばしてくるのでかなり厳しい)。なのでルトにはベロニアをかけることにして、残りの1体でシグの処理と髑髏掃除をこなしてもらうことにしましょう。

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ここまでの攻撃で相手傭兵はこうなっている(はず)

 

上の図を見てもらえれば、スルー9マスの魔法型をシグに叩き込めばシグを倒しながら髑髏を全部処理できる気がします。シグを倒せるぐらいの火力が出るスルー9マスの魔法型……というとベルフェロンが真っ先に思いつきますがベルフェロンだと攻撃時に相手のチョークが未行動だった場合にチョークの髑髏が残ってしまいます。するとルトがそこに突っ込んで死んでしまいルシウスの処理が間に合わなくなってしまいそうです(あとシグの髑髏とヘレナの髑髏も残ってしまう)。スルー9マスの魔法型でシグを倒せるぐらいの火力が出て、チョークやシグの髑髏を残さず処理できるそんな都合のいい傭兵が……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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いました(アヌビスでも可)。

  

シグはグロリア受けしているので免疫を持っておらず、高い倍率の被ダメ増加と呪いを食らい毒で死にます(基本攻撃が完了した時点でエボニーの無効化が入るので毒死したあとに髑髏が残らない)。チョークが未行動でもチョークの髑髏にデバフが入り、やっぱり毒で死にます。

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2Rの初手にザルカをシグに放つことでこうなる(はず)

 

すると盤面がすっきりルシウスとベリアスだけになるので、ルトがルシウスを倒してデスガード発動(最長で26T時点)、アルカンとリリアンがデスガを削り(残り2)。3Rにルトとアルカンが殴ってデスガ0。4Rにルトがルシウス殴ってKO(最長で44T)なので、デカ・ザルカ落ちの2KOかつ50ターン以内でいけるはず!

 

ということで最終形はこうなりました。

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☆3のスクショを忘れる痛恨のミスをしたんですけれど、これで実際に開封して☆3でした。

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ちょっと変則的なシグ初手でした

 

  

……という感じで普段開封プランを考えています。「理詰めのパズル」っぽい雰囲気と面白さが少しでも伝わったら嬉しいです。ザルカみたいなアリーナでは全然使わないような傭兵もギルド戦ではバリバリ使えるのでかなり新鮮な体験になるかと思います。ちょっとでも「面白そう」と思った方!ぜひ!一緒にギルド戦を楽しみましょう!