レギオンズ!の布教
つい先日ブースター第一弾が発売された新しいTCG「レギオンズ!」がとても気に入ったので布教します。
レギオンズ!については、あの有名TCGプレイヤーちょもすさんが癒…宣伝されていたので名前だけは知っている方も多いかと思います。ハトクラのとこが出してるとか絵柄が可愛いとか構築にかかる値段が比較的安いとか、まぁそういうのはちょもすさんのblogの方で紹介されてるので割愛して、MTGやHearthstoneプレイヤーなどのTCGオタク向けにレギオンズ!を簡単に紹介しようかなと。
※カード画像はレギオンズ!公式サイトのカードリストからお借りしました
レギオンズはマナコストシステムを採用しており、ライフを20点削ったら勝ちのMTG系譜のTCGです。使用するマナは毎ターン自動で1ずつ増え(自動で増えるのは5マナまで)戦闘形式はハント型戦闘と最近流行りのHearthstoneとかシャドウバースに非常に近いシステムになっています。頑張ってデジタルTCG層を取り込もうとしている感じが凄くしますね。
レギオンズの面白いポイントは色々あるんですけれど、1番大きな要素として「WTシステム」の存在があります。
簡単に説明すると、殆どのクリーチャーと大半のスペルがそれぞれ死亡時と解決時に墓地に行くのではなく「タイムライン」に置かれて規定ターン経過するとマナコストを支払うことなく再度使用可能、というルールです。MTGでいうと死んだクリーチャーと使ったスペルが全て「待機2」やら「待機3」やらを得て除外されるような感じ。また、この効果で再度プレイしたカードも同様に待機状態になって何度でも戻ってきます。このルールのため、中盤以降自分の使えるカードも相手の使えるカードも一気に増えるのでプレイの選択肢が一気に広がるのが魅力の一つです。
この2体のミニオン(クリーチャー)はどちらも4マナ3/4なのですがパラディン・シルヴァは強襲(シャドウバースでいう突進。場に出たターンに召喚酔いに影響されず相手のミニオンのみにアタック出来る効果)、アークエンジェルは効果ダメージ無効を持っています。完全な下位互換ではないものの、場に出たターンに盤面に干渉できるパラディン・シルヴァに比べてアークエンジェルは少し見劣りしますが、右下のWTに大きな差があります。この数字がいわゆる待機時間を表していて、それぞれ4ターン後に返ってくるか2ターン後に返ってくることを表しています。この差によって「盤面での強さ」だけではなく「再使用可能になるタイミング」を含めたものが「カードの強さ」になり、WTによりカードのデザイン空間が広がっているのも見どころです。
除去にも多様性があってフレアランスは4マナ6点の火力(3ターンごとに再使用可能)ですが、ブルーフレイムピラーは同じ4マナなのに4点しか出ません(ロードって文字にはとりあえず目を瞑って下さい)。しかし、このカードはこれにより対象をブレイク(破壊)するとミニオンを除外することが出来ます。このゲームでは除外されたカードは一生返って来ないため、非常に強力な除去効果と言えます(ブルーフレイムピラー自身もWTが設定されていない使い切りの特殊なスペルなんですが)。
このように再使用可能なリソースを使うこのゲームは独特のプレイ感で非常に面白いです。先週の土日2日間、ずっとこのゲームやってたんですけれど「このゲーム、ムズない??」と「このゲーム、深い……」を合わせて30回ぐらいは言ってました。
まだ、強襲と速攻の違いによるロード優位性についてとか先手後手の差別化とか色々面白ポイントはあるんですが、とりあえずレギオンズ!のルールを全く知らない人向けへの布教としてはこんな感じで。