この前のブログ(と無料10連)でブラウンダストを始めてくれた人が結構いたので嬉しいです。今回はブラウンダストのダメージ計算とクリティカルについて書きます。
ブラウンダストのダメージ計算式
このゲームの基本攻撃のダメージは
攻撃力×(1+スキルによる上昇(暴走など)+支援による上昇)×(1+被ダメ増加)
によって求められます。(スキルによる上昇と支援による上昇は合計して400%が上限に設定されています)
スキルによる追加ダメージは
攻撃力×(1+スキルによる上昇(暴走など)+支援による上昇)×スキル倍率(例えばギュンター+0なら150%)
によって求められます。
まぁ、正直意味分からんと思いますが、雰囲気を感じてください。
例えば、攻撃力1000のギュンター+0をアリネス(☆6+9)で支援して攻撃すると
基本攻撃は
1000×(1+0.5(暴走)+0.66(アリネスの支援力164.96%×0.4))×1.35(被ダメ増加)=2916
スキルの究極の一撃は
1000×(1+0.5(暴走)+0.66)×1.35×1.5(スキル倍率)=4374
となり、合わせて7290のダメージとなります。
しかし、7290のダメージがそのまま入るとかというとそんなことはなくて、相手のバリアと防御によってダメージは減少してしまいます。
基本ダメージ(減算前の値)×(1-防御%)×(1-バリア%)
によって最終的なダメージが決定されます。(このゲームのバリアは70%カットが上限に設定されています)。
防御12%、バリア25%のアストリッド+0を上記のギュンターで殴った場合、
7290×(1-0.12)×(1-0.25)=4811
が最終的に与えられるダメージになります。
ここまでが基本的なお話。
クリティカルと敏捷
このゲームには上記以外にもう2つダメージに関するパラメータがあります。それがクリティカルと敏捷です。
クリティカルはクリ率(赤枠)の値の確率で発生します。そして、クリダメ(青枠)の値の分だけダメージが上昇します。
計算式としては
基本ダメージ×(1+クリダメ%)
で求められます。さっきのギュンター君のクリ率が10%、クリダメが50%だったとすると、10%の確率で
7290×(1+0.5)=10935
のダメージが出ることになります。
一方敏捷は、敏捷の値の確率で攻撃を受けたときに「かすり」が発生します。「かすり」が発生すると受けるダメージが35%減少し、受けたデバフの効果ターンが半減します。
先ほどのギュンター君の攻撃をうけたアストリッドにルーンかなんかで敏捷がついていてかすったとしましょう。
すると受けるダメージは
4811×(1-0.35)=3127
となります。
色々なクリティカル
さて、先ほど攻撃のクリティカルについてお話しましたが、このゲームの特徴として「大体なんでもクリティカルする」ことがあげられます。
どういうことかといいますと、六魔星アンジェリカの持っている必死の一撃(+3以降で解放されます)を例にあげます。
これは相手の最大HPに応じたダメージを与えるスキルです。これだけ見れば相手のHPをちょっと削るたいしたことないスキルじゃん、と思うかもしれません。ですが、実はこのスキル、クリティカルします。例えばアンジェリカのクリダメを250%程度まで伸ばして、クリティカルしたとします。アンジェ+5の必死の一撃は最大HPの30%を削るスキルですが、これにクリティカルが乗るので
相手の最大HP×0.3×(1+2.5)=相手の最大HP×1.05
のダメージを与えることになります。恐ろしいですね。
なので10万もHPがあるような敵も……
こんな感じでサクッと死にます(HPを基準とした攻撃はHP5万を最大値として計算します)。
また、六魔のアンジェには遠く及びませんが☆3のコウジャクは相手の「現在HP」を基準にした攻撃を持っており
クリティカルを盛れば6万ぐらいの敵ならワンパン出来ます。
ここまで読んで、「じゃあアンジェに殴られたらどんな傭兵でも死んじゃうじゃん」と思った方もいるかもしれません。しかし、全然そんなことはなく、与えるはずのダメージに防御とバリアがかかって減算されます。そのため、防御が高いアルカンのような敵にたいしては与えるダメージが減少してしまいます。イミルのような高HP、低防御の敵はワンパン出来るという感じですね。
防御が高い敵にはこれしか出ない
このように、「割合ダメージ」のようなクリティカルしなさそうなモノがクリティカルするのがこのゲームの特徴で、他にも
腐敗のような持続ダメージもクリティカルが出ますし
12771と出ているのが腐敗ダメージ
スローンやエリーゼが持っているようなカウンター再生回復もクリティカルしますし
クリティカル無しだと普通に最大HP(4755)の10%を回復しているが……
クリティカルすると475×(1+0.885)=896回復している
支援型が付与する再生回復もクリティカルしますし
支援型は通常クリティカル関連のステータスが0%のためルーンで盛る
通常
クリティカル
相手を倒したときにHPを回復する効果もクリティカルします。
最大HP8041を明らかに超えて回復している(14766)
このように、たいていの現象にクリティカルが発生し、その倍率はクリダメの値で決まるということは知っておくと役に立つと思います。
例外的にアレックやキュウビなどが持っている固定ダメージスキルはクリティカルが発生しません(発生したら強すぎるし)。
クリティカルを利用した攻撃のススメ
長々とシステム的な話をしてきましたが、こっからは実践的なお話です。始めたばかりの皆さんは「火力がでね~」と感じているかと思います。それもそのはずで攻撃力が2000の傭兵で殴ったところで、そのままでは2000ダメージしか与えられません。漫然と殴っていてはダメなのです。
では、どのように高いダメージを出すのか、というと
「支援とルーン合わせてクリティカル率を100%にし、クリダメを盛る」
これがこのゲームの基本です。アレックとキュウビ以外の傭兵は全てこの方法で火力を出すと考えてください。
例えば、自分の使っているギュンターを例に出すとこのようなステータスになっています。
このギュンターにメリーとエボニーの支援をかけるとクリ率が64%ほど伸びて100%になります。
この状態で攻撃すると怒涛ルーンでクリダメを盛っているため凄いダメージが出ます。
具体的には
基本攻撃が
1043(ギュンターATK)×(1+0.5(暴走)+0.52(メリーATKバフ)+0.41(エボニーATKバフ))×(1+1.77(クリダメ)+0.7(メリークリダメバフ)+0.42(エボニークリダメバフ))×(1+0.35(被ダメ増加))=約13500
究極の一撃が
13500×1.5(究極の一撃の倍率)=約20000
合計して33500程度のダメージ(減算前)になります。防御70%のラフィーナぐらいならワンパンですね。
左側の2体の防御が10%、右側3体の防御が15%なので大体計算通り
繰り返しになりますが、このように「クリティカル率を100%にしてクリダメを盛る」のが高火力に繋がるのですが、始めて間もない方は支援を持っていないor育っていない、または強いルーンを持っていないというケースがあると思います。そういった場合、破滅ルーンを2つつけてクリティカル率を100%にするだけで精一杯で、怒涛ルーンや猛攻ルーンをつけたり出来ず、さほどダメージを伸ばせないでしょう。
そんなとき役に立つのがクリティカルを主体とした傭兵たちです。具体的にはアーチェとカミラとウンランです。
この傭兵たちは基本攻撃後にクリティカルダメージが大きく上昇するのが特徴で、「クリティカルさえすれば」大きなダメージを与えることが出来ます。
アーチェを例にして考えてみましょう。
アーチェ+9に破滅ルーンをつけてとりあえずクリティカル率を70%程度まで上げてみます。ルーンが強ければ破滅ルーン1つで70%まで上昇しますが、今回はルーンが弱い想定なので破滅ルーンを2つつけたとして考えます。
このアーチェに弦月とアリネスで支援をかけるとクリ率が32%程度上昇するので、合計でクリティカル率が100%になります。この状態で防御型を攻撃してみましょう。
基本攻撃は
707(攻撃力)×(1+0.66(アリネス攻撃バフ)+0.24(弦月攻撃バフ))=1348
これがクリティカルするので
1348×(1+0.5(基礎クリダメ)+0.59(弦月のクリダメバフ))=2824
となります。たいしたこと無いですね。
一方、防破の一撃は
1348×2.5(防破の倍率)=3370
これがクリティカルするので
3370×(1+0.5+0.59+1.5(アーチェのクリダメ増加))=12115
とかなり大きなダメージが出ます。前述のようにアーチェの自己バフ「クリダメ増加」によって与えるダメージが飛躍的に伸びていますね(ただしクリティカルしないと一切意味のないスキルです)。
このように弱いルーンと☆3支援でも「クリダメ増加の自己バフ持ち傭兵」ならばクリティカルさえすれば高火力を出すことが出来るので、火力不足に悩んでいる人たちは育ててみましょう。
クリティカルバッファーについて
最後に支援の話ですが、クリティカルバッファーは☆5のメリーとベロニア、☆4のエボニー、セレンディア、イノ、☆3の弦月などがいます(高凸のヘレナやレピテアも該当しますが省略)。それぞれの支援のバフ量は大体以下の通りです。
傭兵 |
クリ率バフ(%) |
クリダメバフ(%) |
ATKバフ(%) |
アリネス |
8.2 |
- |
66 |
弦月 |
24.7 |
59.3 |
24.7 |
イノ |
25.4 |
- |
85 |
エボニー |
20.3 |
42.4 |
42 |
セレンディア |
25.4 |
- |
50 |
メリー+0 |
35 |
52 |
|
メリー+9 |
43.7 |
70 |
17.4 |
メリー+10 |
43.7 |
70 |
52.4 |
ベロニア |
26 |
104 |
104 |
※☆6+9時の値
これらの傭兵の手持ちによってつけるルーンを調整します。
例えば、先ほど例に出したようにアリネスと弦月を支援に使うならばクリ率がおよそ32%上昇するので、破滅ルーンと怒涛ルーン(クリ率オプション)をつけてクリ率を70%程度まで上げ、メリー+9とセレンディアを支援に使うならばクリ率がおよそ69%上昇するので怒涛ルーン(クリ率オプション)と猛攻ルーン(クリ率オプション)で31%程度まで上げる、といった感じです(後者の例は相当極まってます)。
また、カミラやウンランのような自己バフでクリ率が上がる傭兵もいるので、それらも加味してクリ率100%になるラインをクリアしたら後は猛攻や怒涛、と覚えておきましょう。ここら辺は悪魔城などで(悪魔城はスタミナを消費しない)実際にバフをかけてみて100%になっているか確認しながらやると良いと思います。
猛攻ルーンと怒涛ルーンのどちらの方が火力が伸びるかは傭兵の自己バフやかける支援によって変わってくるので一概には言えません。最初のうちはざっくりとクリダメ自己バフ持ちの傭兵は猛攻ルーン、それ以外の傭兵は怒涛ルーンをつけた方が火力が伸びるという認識で良いと思います(当然クリ率100%が前提です)。
このように支援とルーンを駆使して確定クリティカルを作るのが高火力への第一歩となるので、初心者を脱したかな?というぐらいの方は意識して育成してみることをオススメします。高レアの支援を持っていない場合でも、☆3の弦月はクリ率の上昇幅、クリダメの上昇幅ともに高く、アリーナで厄介な誘惑や沈黙を解除してくれる優秀な傭兵なのでぜひ育てて使ってみて下さい。